私の議会報告

平成29年第1回定例会 3月2日 総括質疑

■平成29年第1回定例会 3月2日 総括質疑

平成29年第一回定例会で近藤さえ子は以下の総括質疑をしました。(3月2日)

1、哲学堂公園文化財の修復について

2、U18プラザと児童館廃止後の子どもたちの居場所について

3、元中野区臨時職員逮捕後の区の対応について

 

1、哲学堂公園文化財の修復について

○近藤 当初予算案の概要を見ますと、哲学堂公園文化財修復、平成28年度絶対城・三学亭修復設計委託に引き続き、文化財の修復・復元工事等を推進していきますとあります。平成29年度は1億5,274万8,000円を予算計上していますが、内訳を教えてください。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 内訳としましては、絶対城・三学亭修復工事費及び工事管理委託費、宇宙館・哲理門修復実施設計委託費、公園整備設計委託費等でございます。
○近藤 平成28年度は、哲学堂公園文化財修復工事等で絶対城・三学亭修復設計委託、四聖堂修復工事等で9,093万6,000円の予算となっていますが、現在の設計委託状況、四聖堂の修復状況を教えてください。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 現在の状況でございますが、絶対城・三学亭の修復設計は、補強箇所や使用材料の選定等が終わり、年度内に完了予定でございます。また、四聖堂の修復工事は、主要部分の修復が完了しまして、現在内装や外溝部分の仕上げを行っているところでございます。
○近藤 平成27年度には四聖堂修復設計委託に700万円をかけていますが、毎年度行われている文化財の修復設計委託と工事はどのような会社に委託しているのでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 文化財の修復設計は、通常の建築設計とは異なるため、文化財の修復を専門とする業者に委託しております。工事につきましても、文化財の修復に実績のある業者と契約しまして、さらに修復設計を委託した業者のほうが工事の管理業務を行い、監督指導を行っております。
○近藤 文化財を扱う会社と聞いて安心はしたところですけれども、以前哲学堂公園を訪れたとき、文化財であろう場所の工事を目撃したのですけれど、どう見ても一般的な事業者による土木工事が行われていたように思いました。後でその場所を確認したところ、神秘洞だったということがわかりました。これはどのように考えればよろしいんでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 神秘洞のような庭園の一部というところの修復でございますが、建物の修復とは異なりまして、往時の再現を目的としまして造園工事で行っております。ただし、その修復の内容につきましては、事前に有識者に確認するなど、検証を十分に行った上で施工してございます。
○近藤 文化財の修復工事には、都からの文化財補助事業の特定財源を受けています。この補助金には文化財を扱う規定が特に何かあるのでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 東京都の文化財は東京都の教育委員会が所管しておりまして、専門職である学芸員が補助金に関する内容の審査、現地確認などを行っております。そちらの補助要項では補助を受ける事業者による状況報告、実績報告の義務のほか、交付決定の内容に万一反する場合には是正措置の命令を出すことができる等の規定がございます。
○近藤 それでは、神秘洞は土木工事のような形をとっていましたけれど、きちっとチェックの目は入っていたという理解でよろしいと思います。先日2月22日に四聖堂の修復工事、当初は耐震補強及び全体工事が必要と見込んでいましたが、耐震診断結果を踏まえた検討会による協議の結果、工事内容を縮小したとして4,492万8,000円を減額補正しました。予算を組む段階で設計が間に合わなかった。そこで減額補正になったということですけれど、四聖堂だけでも設計から工事に3年ほどかかり、予算の積算も難しい状況が浮き彫りになりました。中野区は哲学堂公園と哲学堂公園の周辺を都市観光拠点として整備する計画で整備計画の策定を進めています。現在、案まで策定されていますが、哲学堂77場は最近ではまだ神秘洞と四聖堂しか修復されていません。平成24年3月につくられた哲学堂公園保存管理計画にのっとり計画を進めているのだとは思いますけれども、財政的な考え方、どこまでをいつまでに修復しているのかなどが少しも見えてきません。文化財修復事業に今まで幾らの費用がかかったのでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 平成24年3月に哲学堂公園の保存管理計画を策定した後ということになりますが、平成25年度から27年度までの事業費としては約4,000万円ということになります。
○近藤 まだ工事が、77場の中で全てをやるわけではないでしょうけれども、4,000万円という段階でまだこれからかかっていくということですね。哲学堂公園及び哲学堂公園周辺都市観光拠点整備計画案の中にも建築物の修復の部分を見ても、四聖堂ほかとしか具体的な名前も出ていません。整備期間の前期を2019年としていますが、オリンピック前までにどのような状態を想定しているのでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 四聖堂、絶対城、三学亭、宇宙館、哲理門、この五つの古建築物について修復が終わり、それとともに園路、広場の舗装の修復や案内施設の整備なども行われ、観光客の受け入れ体制が整っている状態を想定してございます。
○近藤 まだ少ししか修復はできていないということですけれども、今後多額の費用がかかることも想定されます。また、せっかく修復された後はどのような維持管理をされていくのでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 東京都の文化財担当のほうと協議をしながらということになりますが、適切な保全管理に努めております。今後も引き続き同様に適切な保存管理に努めていきたいと存じます。
○近藤 せっかくお金をかけて修復するんですから、本当に適切な管理はしていただきたいと思います。平成24年哲学堂公園保存管理計画案について、区民意見を募集した当時、区民の方から寄せられた意見の一つに77場をできるだけ修復陳列して、難解な説明を加えても円了の哲学をより多くの人が理解することになるとはとても思えませんという意見に対して、区は、哲学堂の文化財として本質的価値は77場にあります。可能な限り設立当初の姿に修復・復元し、文化財としての価値を高め、その意義と価値を全国に発信し、多くの人の理解を得たいと考えていますと回答しています。文化財としての価値を高め、その意義と価値を全国に発信すること、文化財が適切に修復管理されていくことはよいことと思いますが、誰にでもわかりやすい解説の工夫など、もっと一般の区民が哲学堂における文化財のあり方を十分に理解できるように、有識者と区民と検討する必要があると思いますが、いかがでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 文化財の魅力や価値が区民の皆さんにわかりやすく理解されるよう、有識者などの意見も参考にガイドブックや案内表示等を工夫していきたいと考えております。
○近藤 現在哲学堂公園には野球やテニスを楽しむ多くの区民、植物、野鳥等、自然の環境に心癒される区民、児童公園で思いきり走る子どもたちなど、多くの区民の日常の安らぎの場として使われています。観光の拠点となってしまったことで、現在利用している方々の利便性が悪くなることがないように要望しておきますが、いかがでしょうか。
○高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 観光の拠点として、また文化財としての価値を高めていくとともに、運動や公園としての憩い、安らぎの機能につきまして今後も保持していきたいと考えております。
○近藤 よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

2、U18プラザと児童館廃止後の子どもたちの居場所について

次に、U18プラザと児童館廃止後の子どもたちの居場所について伺います。昨年の1月、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)の素案から改定素案までわずか3カ月の間でU18プラザの廃止が決まってしまいました。それを受けて私は、子どもたちの居場所をどうにか守りたいとの思いで質問を重ねてきました。しつこいと思われる職員の方もいらっしゃるかもしれませんが、今まで半世紀の歴史を持つ児童館が中野区からなくなってしまうのですから、中野区の子どもたちにとっては大きな変化のときを迎えているのです。区が考えるよりも大きな出来事なのです。少なくとも、子どもたちの居場所をしっかりと確保しなくてはならないと私は思っています。
そこで、何点か質問いたします。平成29年度は、若宮学童クラブの定員が70名から97名と拡大しますが、今まで大和学童クラブに通っていた子どもたちも若宮児童館にある学童クラブに通うのでしょうか。
○石濱北部すこやか福祉センター副参事(地域子ども施設調整担当) 平成29年4月の美鳩小学校の開校以降、美鳩小学校の新校舎を整備するまでの間につきましては、大和西児童館内の大和学童クラブも継続して運営をいたします。若宮学童クラブの需要がふえていることに備えて定員をふやしたもので、保護者は住所地等の条件によりまして、いずれかの学童クラブを選択することができるというふうに考えております。
○近藤 厚生17の資料を見ますと、2017年1月6日現在、若宮学童クラブ申請者80人、大和学童クラブ申請者53人です。若宮学童クラブの定員97と大和学童クラブの定員が60人で合計157人ですので、申請した児童が待機しないで希望した学童クラブに入れることになります。しかし、先日日野議員からも同じ趣旨の質問がありましたが、統合新校の美鳩小学校ができると、大和小学校・若宮小学校統合新校校舎等整備基本構想・基本計画(案)を見ると、学童クラブ室は1部屋120平米ですから、学童クラブ1人当たりの平米数1.67で割ると、最大受け入れ数は71人となります。3年後、現在と同じぐらい学童クラブに申請する児童がいれば、ほぼ半分の学童しか統合新校の美鳩小学校内の学童クラブには入れないことになります。美鳩小学校の学童クラブはどのようになるのでしょうか。
○石濱北部すこやか福祉センター副参事(地域子ども施設調整担当) 新校舎を整備した美鳩小学校内にキッズプラザと併設の学童クラブを開設する予定でございます。さらに、若宮地域に民設民営の学童クラブを誘致いたしまして需要に応えてまいります。これに伴いまして、現在の大和学童クラブと若宮学童クラブは廃止をすることとなります。
○近藤 今まで私は丸山児童館廃止後の手狭な緑野学童クラブ、キッズプラザ等を問題視して質問をしてきましたが、区は統合に合わせてキッズプラザと学童クラブを学校内に整備していくという答弁をずっとされていました。それはもう少し多くの学童クラブ児童を受け入れる部屋数があるものと思っていました。しかし、1部屋しかないとは思いもよりませんでした。かつて民設民営の学童クラブは、公設の学童クラブに入れない児童を受け入れていた受け皿的な場所として認識していましたが、民設民営の学童クラブの誘致はどのような考え方のもとで行っているのでしょうか。
○石濱北部すこやか福祉センター副参事(地域子ども施設調整担当) 学校再編等で公設の学童クラブが1カ所になるということによりまして、学童クラブの定員の確保が難しい地域に民設民営の学童クラブの誘致を行ってまいります。民設民営の学童クラブにつきましては、午後8時までの延長利用ができることや駅に近い場所に開設するなど立地上の利点がある場合もございますので、保護者が公設、民設いずれかの学童クラブを選択することができるというふうに考えております。
○近藤 ということは、学校内学童クラブよりも民間学童クラブへ行く子どものほうが多い状態になるという可能性も高いということです。せっかく新しい学校ができても、放課後は子どもたちがばらばらに過ごすことになりそうです。
次に、若宮児童館が廃止されてしまうと、若宮児童館を利用していた若宮児童館近隣の乳幼児の親子の居場所はどこになるのでしょうか。若宮児童館の地域から美鳩小学校のキッズプラザの子育て広場事業に行くには遠過ぎます。鷺宮すこやか福祉センターでは、健診や催しなど、乳幼児親子が自由に遊べる日は週に一度ぐらいしかない状態です。若宮地区における子育て広場事業はどうするのでしょうか。
○石濱北部すこやか福祉センター副参事(地域子ども施設調整担当) 中野区としましては、子育て広場事業を区内全域で展開をしていくということで、既に子育て広場事業展開の概要ということにつきまして昨年10月にお示しをしているところでございます。若宮地域におきましても、子育て広場事業を展開するということで現在場所等を検討しているところでございます。
○近藤 先日、少子高齢特で廃止後のU18プラザ跡活用についての報告では、U18プラザ上高田は、民設民営の認可保育園及び学童クラブを誘致し、あわせて子育て広場事業を展開する。U18プラザ中央は、民設民営の認可保育園を誘致し、あわせて子育て広場事業を展開するという報告がありました。現在児童館やU18プラザでは、遊園等を近隣の園庭のない保育園が利用しています。狭い環境で過ごす保育園児が伸び伸びと体を動かせる貴重な場所となっています。児童館やU18プラザが廃止されて、保育園や子育て広場のような子どもたちの施設になった場合、園庭のない保育園の子どもたちは引き続き新しく開設される施設や遊園を利用することはできるのでしょうか。
○平田子ども教育部副参事(子育て支援担当) U18プラザの児童遊園についてでございます。現在、U18プラザにつきましては、固有の園庭を有しない保育園等の園庭として指定されているところはございません。ただ、散歩の途中などで立ち寄ったり、地域の乳幼児親子の方々が児童遊園を利用したりしていることは承知してございます。民設民営の保育園となった場合、一般的にはこれまでのように自由に出入りすることは難しいと思われますけれども、U18プラザには民設民営の保育園がございまして、あわせて地域の乳幼児親子を対象とした子育て広場事業を実施していくこととしてございます。地域の乳幼児親子の皆様にはそちらを御利用いただけるものと考えてございます。
○近藤 地域の子どもたちは子育て広場として使えるということですけれども、保育園の園庭のない子どもたちというのは、民設民営でやるので、それは今ここで決められないでしょうし、民設民営の方との協議などが必要となってくると思います。児童館やU18プラザは、地域の園庭のない保育園の子どもたちが広々とした空間を求めて遊びに来ても受け入れてもらえました。また、里帰り出産に中野に帰ってきた娘の子どもを連れておばあちゃんが自由に遊びに来るなど、世代を超えて中野区の子育てを応援してきた場所でもありました。まさに子育ての拠点でした。子どもにかかわる人たちであれば、誰でもその空間を有効活用することができたのです。先日酒井委員が、中部スポーツ・コミュニティプラザのフットサル場の有効活用を質問されていましたが、今まで区の施設として使っていた場所がその用途が変わり、管理運営も民間に委託されて変わっていく中で、子どもたちの居場所はどんどん狭く窮屈になっているように感じます。管理体制等、大人の都合が整わないから、またあなたは所属が違うからという理由で、せっかく目の前に広いスペースがあるのに使わせてもらえないという状態になってしまうのではないかと危惧しています。区と民間委託業者がしっかり連携して、子どもたちが窮屈な場所に一日中押し込まれて過ごすようなことがないような施設の有効活用をお願いして、この項の質問を終わります。ありがとうございます。

3、元中野区臨時職員逮捕後の区の対応について

その他で、元中野区臨時職員逮捕後の区の対応について伺います。2月21日の一般質問において、私は臨時職員逮捕後の対応について、区はさまざまな再発防止策を検討していますが、私も別の角度から提案させていただきました。職員が2,000人体制となり、いろいろな働き方、考え方をする方たちが庁内に入ってきている現在、非常勤職員を採用する際には、中野区は全国に先駆けて犯罪を許さないという被害者支援の取り組みをしていることを伝えることで犯罪の抑止力になるという趣旨のことを申し上げました。そこで提案させていただいた一つが、警察の防犯ポスターや子どもたちが描いた犯罪は許さない、みんな見ているなどの絵を個人情報を扱う部署に張ることです。これは警察が不特定多数の人を対象に防犯意識を高めるために取り組んでいる手法です。2,000人体制のもとでは、庁内も今までのような志を同じにする人たちだけが集まる社会ではなくなってきているのですから、外の社会と同じように不特定多数の人に向けて発信していく方法も取り入れるべきではないかということを申し上げたのですが、それ対するお答えが、「服務規律遵守の徹底や職員の業務遂行にかかわる個人情報の保護の徹底等については、その都度全庁的に通知するとともに、庁内グループウェアの新着情報に掲載し、個人情報保護も含めたリスク管理の実効性向上に努めているところであります。今後も適時各部あての通知や庁内グループウェアの新着情報掲載等によって全庁的な注意喚起を行っていきたい。」と考えていますというものでした。まず、庁内グループウェアとはどのような仕組みでどのようなことを行っているのでしょうか。
○田中経営室副参事(行政監理担当) 庁内グループウェアの新着情報でございますけれども、臨時職員も含んだ職員が庁内情報端末におきましてタイムリーに情報を閲覧できる仕組みでございます。全庁的なお知らせや注意喚起などを行っているものでございます。なお、個人情報の不適切な取り扱いを抑止する取り組みにつきましては、その都度の通知、それから庁内グループウェアの新着情報への掲載、そのほかコンプライアンス研修の実施でありますとか、職員実務基本書の作成周知、リスク管理、危機管理、理解度調査の実施など、さまざまな取り組みによって注意喚起を促しているところでございます。さらに各職場におきましては、各種通知、新着情報に掲載された内容・事項等につきましては、朝礼等におきまして周知や注意喚起を行っているところでございます。
○近藤 それらは中野区をよくしたいと同じ方向を向いている職員に対しては、パソコン上のグループウェアというのを見て身を引き締める効果はあるかもしれません。しかし、繁忙期に雇われた臨時職員にとって、パソコンに向かってその記事をゆっくり読んでいる時間などないと思うんですよね。その取り組みをもってして臨時職員への犯罪抑止効果は、私は低いと思いますし、それをじっくり読んで、そうだ、身を引き締めようなんて思うところまで理解しているようでは、繁忙期に雇われた臨時職員としていかがなものかと思ってしまうんですけれども、いかがでしょうか。
○田中経営室副参事(行政監理担当) 臨時職員による個人情報の不適切な取り扱いを抑止するために、臨時職員に対する任用時研修の制度化及び日々の業務におけるOJTの実施のほか、先ほど申し上げました新着情報の閲覧、朝礼などによる注意喚起、このようなことから抑止効果になるものと認識してございます。さらに、今後は住民情報系端末を設置している執務室におきまして、監視カメラの設置を予定しているところでございまして、抑止効果はさらに高まるのではないかというふうに考えてございます。
○近藤 いろいろなことを取り組まれるのは本当に結構で、私もそれは理解しているんですけど、私が申し上げたかったのは、外部から人が入ってきたときに、例えば、子育て関係部署にお子さんの大きな写真で、児童虐待許さないとばんと張ってあれば、万が一そこに虐待をしている親が来たら、虐待は多くの人の関心事項であるんだなということを知ると思うんです。そして、ばつが悪い思いをするのではないかなと思うんです。そのどきっとすることが抑止効果になるし、警察や各機関はポスターをつくり、犯罪防止を呼びかけているんです。警察や関係機関というのは、そういう抑止効果を狙っているということなんですね。だから、ポスターを張るんですよ。それで改めて質問しますが、犯罪を許さないや、みんなが見ているなどの絵や警察の防犯ポスターなど、個人情報を扱う部署に張ることは臨時職員に対して抑止効果になると思いますが、いかがでしょうか。
○田中経営室副参事(行政監理担当) 執務室におきましては、既に情報セキュリティに関しましては、ISMS、情報セキュリティに関する基本方針、個人情報の安全管理に関する基本方針を掲示しているほか、中野区のコンプライアンス宣言なども掲示をし、かつ朝礼等でも周知をしているところでございます。今後、監視カメラの設置も含めまして、さまざま実効性ある取り組みは工夫してまいりたいと考えてございます。
○近藤 すみませんけれども、だから、コンピュータに向かう前にいろんなものが張ってあるとおっしゃっても、それをじっくり読んでいる時間は臨時職員にはないんです。だから、ばんとわかるもの、それで警察などが取り組んで犯罪防止にしているのは、細かいことなんか張っていないんですよ。外のポスターに難しい服務規程は何とかだなんて。警察の取り組みはこうなんですなんて張っていないんですよ。やっぱりみんながぱっと見てどきっとするものを張って抑止効果を高めるというのを警察やほかの省庁などではしているので、中野区もいかがですかと私は勧めているので、そこのところはいろんな方法というのがあるとは思うし、これが絶対とは私は全然言っていませんけれども、今、2,000人体制で外の世界とこの庁内が同じようになってしまっているということを伝えたいんですよ。今までは服務規程や何かを張れば、それをじっくり職員の方は見た。でも、もう、そうではなくて、ばんと一般的な人にわかるようなもので訴えていかなきゃならないということを申し上げているので、そこは職員の方も意識改革をしていただきたいと思います。御自分たちだけで犯罪の防止策を限定することなく、ポスターも含めて、警察などの関係機関と十分に連携して抑止策を講じる必要があると思いますが、いかがでしょうか。
○田中経営室副参事(行政監理担当) 警察などの関係機関との連携ということにつきましては、現在でも不当要求行為であるとか、暴力団追放ポスター、こういうようなものも掲示をしているところでございます。さらに窓口における緊急時の訓練、研修、こちらにつきましても警察署等の協力を得て実施しているところでございます。今後も警察などの関係機関との連携に努めまして、コンプライアンスの保持、また職場の情報安全の確保、このような取り組みは進めてまいりたいと、このように考えております。
○近藤 ありがとうございます。いろいろな方法をとっていただくということはわかりました。中野区の職員が二度とこのような卑劣な犯罪を起こすことのないようにお願いして、私はポスターなどが一番わかりいいかなと思いますけれども、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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